目次
① 寝違えに薬は効く?まず知っておきたい基礎知識
「朝起きたら首が痛くて動かしづらい……。薬を飲んだほうがいいの?」と迷う方もいるでしょう。
寝違えの痛みに対しては、痛み止めや湿布などが使われる場合があります。ただし、薬を飲めば寝違えそのものがすぐに改善するとは限りません。まずは寝違えの状態と薬の役割を知っておくことが大切です。
1-1 寝違えとはどのような状態?
寝違えは、朝起きたときに首や肩周辺へ痛みが出て、振り向くなどの動作がしづらくなる状態を指すことが多いです。
「寝ていただけなのに、どうして痛くなるの?」と思いますよね。
睡眠中に不自然な姿勢が長く続くことなどにより、首周辺の筋肉や関節へ負担がかかることが原因の一つと考えられています。多くの場合は時間の経過とともに症状が落ち着いていくと言われていますが、痛みが強いときは無理に動かさないようにしましょう。
引用元:https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/nechigae-issyyun/
1-2 寝違えの痛みに薬が使われることはある
「仕事があるから、少しでも痛みを抑えたい」という場合もあるでしょう。
寝違えによる痛みには、鎮痛薬や湿布などが用いられることがあると言われています。市販薬を購入できるケースもありますが、薬はあくまで痛みを和らげるための選択肢の一つです。
痛みが軽くなったからといって、首を勢いよく回したり強く揉んだりするのは控えたほうがよいでしょう。
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1-3 寝違えに使われる主な薬
寝違えの痛みに使われる薬としては、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)、アセトアミノフェンなどが挙げられます。
また、内服薬だけでなく、消炎鎮痛成分を含む湿布やテープ剤が使われる場合もあると言われています。
「家にある痛み止めなら何でもいい」というわけではありません。薬によって使用できる人や注意点が異なるため、持病がある方やほかの薬を服用している方などは、医師や薬剤師へ確認することが重要です。
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1-4 痛み止めは「治療薬」というより痛みを抑えるための選択肢
痛み止めを使う目的は、つらい痛みを一時的に和らげることにあると言われています。
そのため、「薬を飲んだからもう大丈夫」と考えて無理に首を動かすのはおすすめできません。強いストレッチやマッサージによって、かえって負担が増える可能性もあります。
薬を使っても痛みが続く、症状が強くなっている、しびれなど別の症状がある場合には、自己判断を続けず医療機関への来院を検討しましょう。
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② 寝違えに使われる市販の痛み止め|ロキソニンなどの特徴
「寝違えで首が痛いけれど、市販の痛み止めを飲んでもいいの?」と気になる方も多いでしょう。
寝違えの痛みには、ロキソプロフェンやイブプロフェン、アセトアミノフェンなどを含む市販薬が使われる場合があると言われています。ただし、成分によって特徴や注意点が違うため、自己判断だけで選ばないことも大切です。
2-1 ロキソニン(ロキソプロフェン)は寝違えに使える?
ロキソニンの有効成分であるロキソプロフェンは、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の一つです。痛みや炎症を抑える目的で使用されると言われています。
「飲んだら寝違えがすぐ改善するの?」と思うかもしれません。
ロキソプロフェンは痛みを和らげる目的で使用される薬であり、寝違えの原因そのものを改善させる薬ではありません。痛みが軽くなっても、首へ負担をかけすぎないよう注意しましょう。
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2-2 イブプロフェンなどのNSAIDs
イブプロフェンもNSAIDsに分類される成分で、痛みや炎症を抑える目的で市販薬などに配合されています。
ただし、「痛いから多めに飲もう」と使用量を増やすのは避けたいところです。薬には決められた用法・用量があり、NSAIDsでは胃腸障害などの副作用にも注意が必要と言われています。
購入時には添付文書を確認し、不安があれば薬剤師へ相談するとよいでしょう。
2-3 アセトアミノフェンという選択肢
寝違えの痛みに対しては、アセトアミノフェンが選択肢になる場合もあります。
アセトアミノフェンはNSAIDsとは異なるタイプの解熱鎮痛薬です。ただし、誰でも自由に使えるという意味ではありません。
年齢や持病、服用中の薬などによって注意が必要になるケースもあるため、自分に適しているかわからない場合は医師や薬剤師へ確認しましょう。
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2-4 痛み止めを使用するときの注意点
市販薬だからといって、必ずしも安全に使用できるとは限りません。
特に注意したいのが、成分の重複です。風邪薬や頭痛薬などにも鎮痛成分が含まれていることがあり、知らないうちに同じ成分や同系統の薬を重ねてしまう可能性があります。
「いつも飲んでいる薬があるけど大丈夫かな?」と迷ったときは、自己判断せず薬剤師などへ相談することが大切です。
2-5 持病・妊娠・ほかの薬を服用している場合は確認する
胃・十二指腸潰瘍、腎臓や肝臓の病気などがある方は、使用できる薬に注意が必要な場合があります。また、妊娠中・授乳中の方や高齢者、ほかの薬を服用している方も確認が必要です。
「以前使って問題なかったから今回も大丈夫」とは限りません。
薬のパッケージや添付文書を確認したうえで、判断に迷う場合は医師や薬剤師へ相談しましょう。
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③ 寝違えには湿布も使える?貼り薬の選び方と使い方
「飲み薬ではなく、湿布で様子を見てもいい?」という方もいるでしょう。
寝違えでは、首周辺の痛みを和らげる目的で湿布やテープ剤が使用される場合があります。ただし、湿布にもさまざまな種類があり、使い方によっては皮膚トラブルなどにつながることもあるため注意が必要です。
3-1 寝違えに湿布が使われることはある
寝違えによる首の痛みに対して、湿布が使用されることがあると言われています。
湿布は患部に貼って使用できるため、「飲み薬はなるべく避けたい」という方が選択肢として考えることもあるでしょう。
ただし、湿布を貼れば寝違え自体がすぐ改善するわけではありません。痛みを和らげるための方法の一つとして考えることが大切です。
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3-2 湿布にも消炎鎮痛成分を含むものがある
湿布やテープ剤のなかには、ロキソプロフェンやフェルビナクなどの消炎鎮痛成分を含む製品があります。
「貼るだけだから薬とは違う」と思われがちですが、湿布も医薬品です。
製品によって成分や使用回数、貼付できる時間などが異なります。使用前には説明書を読み、記載されている用法・用量を守るようにしましょう。
3-3 冷湿布と温湿布はどう選ぶ?
「寝違えた直後は冷湿布?それとも温湿布?」と迷うところですよね。
冷湿布と温湿布の違いは、主に皮膚で感じる冷感・温感にあると言われています。冷湿布だから患部そのものを十分に冷却できる、温湿布だから深部まで温められる、というわけではありません。
強い腫れや熱感がある場合など、状態によって対応が変わるため、判断に迷うときは専門家へ相談するとよいでしょう。
3-4 湿布を貼る場所と使用するときの注意点
湿布は、基本的に痛みを感じる首や肩周辺へ使用します。ただし、傷や湿疹など皮膚に異常がある場所への使用を避ける必要がある製品もあります。
また、貼った部分にかゆみや赤み、発疹などが出るケースもあると言われています。
「長く貼ればそれだけ効きそう」と考えず、商品の説明書に記載された使用時間や回数を守りましょう。
3-5 飲み薬と湿布を自己判断で重ねすぎない
飲み薬と湿布では使用方法が異なりますが、同じ系統の消炎鎮痛成分が使われているケースがあります。
そのため、「飲み薬も湿布も使えばもっと楽になるだろう」と自己判断で重ねるのは避けたほうがよいでしょう。
ほかの薬を使用している場合も含め、併用してよいかわからないときは医師や薬剤師へ確認することが大切です。
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④ 薬以外で寝違えの痛みを和らげる対処法
「薬を使う以外に、自分でできることはないの?」と気になる方もいるでしょう。
寝違えは、痛みの程度に合わせて首への負担を減らしながら過ごすことが大切だと言われています。ただし、早く改善させたいからといって、無理なストレッチや強いマッサージを行うのは控えましょう。
4-1 痛みが強いときは無理に首を動かさない
寝違えた直後に「動かしたほうが早く改善するのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、首を動かすたびに強い痛みが出る時期は、痛みを我慢して動かす必要はないと言われています。仕事や家事をするときも、何度も振り向くなど痛みが増す動作はできるだけ控えましょう。
一方で、長期間まったく動かさないことが適切とは限りません。症状を確認しながら過ごすことがポイントです。
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4-2 楽な姿勢で首への負担を減らす
寝違えたときは、できるだけ痛みが少ない姿勢を探してみましょう。
たとえば、スマートフォンを見るために長時間うつむいたり、デスクワークで頭を前へ突き出したりすると、首周辺へ負担がかかりやすくなります。
「絶対にこの姿勢がいい」というものではありません。痛みが増えない範囲で姿勢を変えながら、同じ姿勢を長く続けないことも意識してみてください。
4-3 強いマッサージや無理なストレッチは避ける
「痛いところを揉めば楽になりそう」と考えて、寝違えた部分を強く押したくなることもありますよね。
ただ、痛みが強い時期に首を無理に伸ばしたり、強い力でマッサージしたりすると、かえって刺激が加わる可能性があると言われています。
特に、首を勢いよく回すような動きは避けたほうがよいでしょう。セルフケアを行う場合も、痛みを我慢しないことが大切です。
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4-4 痛みが落ち着いてから少しずつ動かす
強い痛みが落ち着いてきたら、日常生活のなかで無理のない範囲から首を動かしていく方法もあります。
「まだ少し痛いから、ずっと動かさないほうがいいのかな?」と不安になるかもしれません。
痛みの程度を確認しながら普段の動作へ戻していくことが一つの目安と言われています。ただし、動かすほど痛みが強くなる場合は無理をせず、専門家への相談も検討しましょう。
4-5 枕や寝姿勢を見直して寝違えを予防する
寝違えを繰り返している場合は、普段の寝姿勢や枕を確認することも一つの方法です。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、睡眠中に首へ負担がかかる場合があります。また、「この枕なら寝違えない」というものがすべての人に当てはまるわけではありません。
仰向けや横向きになったときに首が極端に曲がらず、自然な姿勢を保ちやすい環境を整えることがポイントだと言われています。
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⑤ 寝違えで薬を使っても改善しないときは?来院する目安
「痛み止めを飲んでいるのに首が痛い」「何日経っても改善しない」という場合は、単なる寝違えだと決めつけないことも大切です。
首の痛みにはさまざまな原因が考えられるため、症状の経過だけでなく、しびれや発熱など別の症状が出ていないかも確認しましょう。
5-1 薬を飲んでも強い痛みが続く場合
寝違えの痛みに対して薬を使っても、症状が十分に軽くならないケースはあります。
ここで注意したいのが、「効かないからもう1錠飲もう」と自己判断で薬の量を増やすことです。
市販薬にも用法・用量が決められています。強い痛みが続く場合は薬だけで対応しようとせず、医療機関への来院を検討したほうがよいと言われています。
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5-2 数日経っても痛みが改善しない場合
一般的な寝違えでは、時間の経過とともに痛みが軽くなっていく場合が多いと言われています。
そのため、数日経過してもほとんど変化がない、むしろ痛みが強くなっているといった場合には注意が必要です。
「そのうち改善するだろう」と長期間放置せず、痛みが続く場合には一度医療機関で状態を確認してもらうことを検討しましょう。
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5-3 手や腕にしびれ・力の入りにくさがある場合
首の痛みだけでなく、肩から腕、手にかけてしびれが出ている場合には、神経が関係している可能性も考えられます。
また、「物を持ちづらい」「手に力が入りづらい」といった症状にも注意したいところです。
こうした症状がある場合は一般的な寝違えとは異なる原因が隠れている可能性もあると言われているため、早めの来院を検討しましょう。
5-4 発熱・激しい頭痛・外傷後の首痛などがある場合
寝違えたと思っていても、発熱や激しい頭痛、吐き気などを伴う場合は注意が必要です。
また、交通事故や転倒、スポーツ中の衝突などのあとに首が痛くなった場合も、単純な寝違えとは限りません。
特に、突然の激しい頭痛や意識状態の変化、手足の麻痺などがある場合は、速やかに医療機関へ相談することが重要です。
5-5 寝違えを繰り返す場合は原因を確認する
「月に何度も寝違える」という場合は、寝姿勢だけが原因とは限りません。
枕やマットレスなどの寝具、普段の姿勢、デスクワークなど、日常生活で首へ負担をかけている要因が関係する場合もあると言われています。
何度も同じ症状を繰り返す場合は、自己流の対策だけを続けず、首の状態や生活習慣を一度見直してみるとよいでしょう。
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5-6 薬について迷ったら医師・薬剤師へ相談する
寝違えに使われる薬には複数の種類があり、年齢や持病、服用している薬などによって適した選択肢は変わります。
「ロキソニンと湿布を一緒に使っていい?」「ほかの薬も飲んでいるけれど大丈夫?」など、判断に迷うケースもあるでしょう。
わからないまま自己判断で使用するより、医師や薬剤師へ確認することが大切です。市販薬を購入するときにも、現在服用している薬を伝えて相談すると安心につながります。
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国家資格:柔道整復師、鍼灸師
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