① 腰痛の電気治療とは?まず知っておきたい基礎知識
目次
- 1-1 腰痛に電気治療が使われることがある
- 1-2 腰痛に使われる主な電気治療の種類
- 1-3 電気治療で腰痛が楽になる仕組み
- 2-1 腰痛の痛みを和らげる目的で使われる
- 2-2 筋肉への電気刺激を目的として使われることもある
- 2-3 電気治療の腰痛への効果は一律ではない
- 2-4 急性腰痛と慢性腰痛では考え方が異なる
- 3-1 腰痛の原因は筋肉だけとは限らない
- 3-2 電気治療で一時的に楽になっても痛みが戻る場合がある
- 3-3 慢性腰痛では電気治療だけで十分とは限らない
- 3-4 電気治療を続けても変化がない場合は状態を見直す
- 4-1 電気治療の頻度や時間は自己判断で決めない
- 4-2 家庭用低周波治療器を使用するときの注意点
- 4-3 電気治療を避ける必要がある人・注意が必要なケース
- 4-4 強い腰痛やしびれなどがある場合は医療機関へ相談する
- 5-1 腰痛では適度な運動が選択肢になることがある
- 5-2 長時間の座り姿勢や日常生活を見直す
- 5-3 ストレッチや体を動かす習慣を取り入れる
- 5-4 腰痛が長引く場合は原因を自己判断しない
- 5-5 電気治療は腰痛対策の選択肢の一つとして考える
1-1 腰痛に電気治療が使われることがある
「腰痛で電気治療をすすめられたけれど、本当に意味があるの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
電気治療は、皮膚に電極をつけて体へ電気刺激を与える物理療法の一つです。整形外科や整骨院・接骨院などで、腰の痛みを和らげる目的で取り入れられることがあります。
たとえばTENS(経皮的電気神経刺激)は、痛みを感じる部分の皮膚に電極をつけ、神経へ電気刺激を与える方法と言われています。ただし、腰痛といっても原因や症状は人それぞれ。「電気を流せば腰痛が改善する」と一律に考えるのではなく、状態に合わせて方法を選ぶことが大切でしょう。
引用元:厚生労働省eJIM
https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c05/15.html
1-2 腰痛に使われる主な電気治療の種類
「電気治療って、どれも同じじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はいくつか種類があります。
腰痛に用いられるものとしては、TENSや低周波、干渉波などが挙げられます。また、中周波や高周波を利用する機器もあり、周波数や刺激の方法によって特徴が異なると言われています。
家庭用の低周波検査器もありますが、医療機関や施術施設で使用される機器とまったく同じとは限りません。そのため、「この電気が一番いい」と自己判断するより、腰の状態を確認したうえで選ぶことがポイントです。
1-3 電気治療で腰痛が楽になる仕組み
では、なぜ電気刺激で腰が楽に感じられるのでしょうか。
TENSでは、皮膚から神経へ電気刺激を与えることで、痛みの伝わり方に影響を与える可能性があると言われています。また、使用する機器によっては電気刺激によって筋肉が収縮する場合もあります。
一方、「電気治療を受ければ誰でも楽になる」というわけではありません。厚生労働省eJIMでは、腰痛などに対するTENSや干渉波電流刺激について、有用性を明確に結論づけられなかった研究も紹介されています。
電気治療だけに頼るのではなく、腰痛の種類や経過を確認しながら、自分に合った対策を考えていきましょう。
引用元:厚生労働省eJIM
https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c05/15.html
#腰痛 #電気治療 #低周波 #TENS #腰痛対策
② 腰痛の電気治療にはどのような効果が期待できる?
2-1 腰痛の痛みを和らげる目的で使われる
「電気治療を受けると、腰の痛みは楽になるの?」と気になる方も多いでしょう。
TENSなどの電気治療は、皮膚から電気刺激を与えることで、痛みの感じ方に働きかける目的で使われると言われています。そのため、腰痛がある方に対して、痛みを和らげるための選択肢として取り入れられることがあります。
ただし、感じ方には個人差があります。「一度受ければ腰痛が改善する」と考えるのではなく、症状や経過を見ながら取り入れることが大切です。
引用元:厚生労働省eJIM
https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c05/15.html
2-2 筋肉への電気刺激を目的として使われることもある
電気を流したときに「腰の筋肉がピクピク動いた」という経験がある方もいるかもしれません。
電気刺激の種類によっては、筋肉を収縮させる目的で使用されるものもあります。ただ、腰痛の原因は筋肉だけではありません。腰椎や神経などが関係しているケースも考えられるため、「筋肉を刺激すればすべての腰痛が改善する」とは言い切れないでしょう。
腰痛の状態を確認し、その人に合った方法を選ぶことが重要と言われています。
2-3 電気治療の腰痛への効果は一律ではない
「何回か電気治療を受けたのに、あまり変わらない」と感じる場合もあります。
厚生労働省eJIMでは、腰痛などに対するTENSや干渉波電流刺激について、有用性を明確に結論づけられなかった研究が紹介されています。つまり、電気治療を受ければ誰でも同じような変化を感じられるとは限らないということです。
痛みの原因や期間、生活環境なども人によって違います。効果を感じづらい場合は、電気治療だけを続けるのではなく、腰痛の状態を改めて確認することも選択肢でしょう。
引用元:厚生労働省eJIM
https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c05/15.html
2-4 急性腰痛と慢性腰痛では考え方が異なる
腰痛には、突然現れる急性腰痛もあれば、長期間続く慢性腰痛もあります。
特に慢性腰痛では、痛む場所だけではなく、運動不足や活動量、睡眠、心理的な要因など複数の要素が関係する場合があると言われています。そのため、電気治療だけで対応するのではなく、適度な運動などを組み合わせて考えることが重要です。
「腰痛だからとりあえず電気」と決めるのではなく、どのような腰痛なのかを確認するところから始めましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
③ 腰痛に電気治療をしても「効かない」と感じるのはなぜ?
3-1 腰痛の原因は筋肉だけとは限らない
「腰の筋肉が硬いから痛いんだ」と考えている方もいるでしょう。しかし、腰痛にはさまざまな原因があると言われています。
筋肉などへの負担だけでなく、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが関係している場合もあります。また、原因を明確に特定できない腰痛も少なくありません。
そのため、電気刺激を筋肉周辺へ与えても、思うような変化を感じられないケースがあると考えられます。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
3-2 電気治療で一時的に楽になっても痛みが戻る場合がある
「電気を受けた直後は楽だけど、翌日にはまた痛い」というケースもあります。
電気治療は、痛みを和らげる目的で使用される方法の一つです。一方で、普段の姿勢や体の使い方、活動量など腰へ負担をかける要素が続いていれば、再び痛みを感じる可能性もあるでしょう。
一時的な変化だけで判断せず、その後の腰の状態まで確認することがポイントです。
3-3 慢性腰痛では電気治療だけで十分とは限らない
慢性的な腰痛があると、「電気治療を続けていれば、そのうち改善するのかな?」と考えるかもしれません。
しかし、慢性腰痛への対応では、運動などを含めて考えることが大切と言われています。電気治療は選択肢の一つではありますが、それだけですべての原因へ対応できるとは限りません。
日常的に体を動かすことや生活習慣を見直すことなど、自分の状態に合わせた方法を組み合わせる視点も持っておきましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
3-4 電気治療を続けても変化がない場合は状態を見直す
何度か電気治療を受けても腰痛が変わらない場合、「もっと続ければいい」と自己判断するのは避けたいところです。
腰痛の原因や症状は一人ひとり異なるため、変化がみられない場合には状態を見直すことも必要でしょう。特に足のしびれや力の入りづらさなどを伴う場合には、別の原因が隠れている可能性も考えられます。
症状が長引く、悪化しているといった場合は、医療機関へ来院して相談することも検討してください。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
#腰痛 #電気治療 #電気治療の効果 #慢性腰痛 #腰痛対策
④ 腰痛で電気治療を受けるときに知っておきたいこと
4-1 電気治療の頻度や時間は自己判断で決めない
「毎日電気を流したほうが、早く腰痛が改善するの?」と考える方もいるでしょう。
しかし、電気治療の適切な時間や頻度は、使用する機器や腰の状態によって異なります。刺激を強くしたり、長時間使ったりすれば、その分だけ効果が高まるとは限りません。
特に家庭用の機器を使う場合は、説明書に記載された使用時間や方法を守ることが大切です。「気持ちいいからもう少し」と長時間使用するのではなく、決められた範囲で取り入れましょう。
引用元:厚生労働省eJIM
https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c05/15.html
4-2 家庭用低周波治療器を使用するときの注意点
腰痛が気になるとき、自宅で使える低周波治療器を検討する方もいるかもしれません。
家庭用の低周波治療器は手軽に使える一方、どこにでも電極を貼ってよいわけではありません。また、使用できない部位や使用を控えたほうがよいケースは、製品によって定められています。
そのため、「腰が痛いから、とりあえず一番強い刺激で使おう」と考えるのは避けたいところ。使用前には説明書を確認し、メーカーが示している方法や注意事項に沿って使用してください。
引用元:オムロン ヘルスケア
https://www.healthcare.omron.co.jp/product/hvf/
4-3 電気治療を避ける必要がある人・注意が必要なケース
「腰痛があれば誰でも電気治療を受けられるの?」というと、そうとは限りません。
たとえば家庭用低周波治療器では、ペースメーカーなどの医用電気機器との併用を禁止している製品があります。そのほかにも、体の状態や使用している医療機器などによって注意が必要な場合があると言われています。
安全に使用するためにも、持病がある方や医療機器を使用している方は自己判断を避けましょう。不安がある場合には、使用前に医師などへ確認することが大切です。
引用元:オムロン ヘルスケア
https://www.healthcare.omron.co.jp/product/hvf/
4-4 強い腰痛やしびれなどがある場合は医療機関へ相談する
腰痛があるからといって、すべてを電気治療だけで対応するのはおすすめできません。
腰痛に足のしびれや力の入りづらさなどを伴う場合には、神経が関係している可能性もあると言われています。また、安静にしていても痛む、症状が徐々に悪化するといった場合も注意が必要でしょう。
「電気を流して様子を見れば大丈夫」と決めつけず、気になる症状が続いている場合は医療機関への来院を検討してください。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
⑤ 電気治療だけに頼らず腰痛の状態に合わせて対策しよう
5-1 腰痛では適度な運動が選択肢になることがある
「腰が痛いなら、できるだけ動かないほうがいい」と思っていませんか?
腰痛の状態によっては、無理のない範囲で体を動かすことが大切と言われています。特に慢性腰痛では、運動療法が選択肢の一つとして挙げられています。
もちろん、強い痛みを我慢して運動する必要はありません。電気治療だけに頼るのではなく、その日の状態を見ながら適度な活動を取り入れていきましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
5-2 長時間の座り姿勢や日常生活を見直す
電気治療を受けていても、日常生活で腰へ負担がかかり続けているケースがあります。
「仕事中は何時間も座りっぱなし」という方なら、同じ姿勢が長く続いていないか振り返ってみましょう。ときどき立ち上がったり姿勢を変えたりするだけでも、腰を動かすきっかけになります。
大切なのは、いわゆる「正しい姿勢」を一日中保とうとすることではありません。同じ姿勢を長時間続けないことも意識してみてください。
5-3 ストレッチや体を動かす習慣を取り入れる
「腰痛対策として、自宅では何をすればいい?」という方は、無理のない運動やストレッチを取り入れる方法もあります。
腰だけを強く伸ばすのではなく、体全体を少しずつ動かしていくことがポイントです。ウォーキングなど、日常生活で続けやすい活動から始めるのもよいでしょう。
ただし、運動中に腰痛や足のしびれが強くなる場合は無理に続けないでください。症状に合わせて内容を調整することが重要です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
5-4 腰痛が長引く場合は原因を自己判断しない
腰痛がなかなか改善しないと、「筋肉が硬いだけだろう」と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、腰痛にはさまざまな原因があり、症状だけで自分自身が正確に判断することは難しいと言われています。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが関係する場合もあります。
痛みが長期間続いている、しびれを伴っているなどの場合には、電気治療を続けるだけではなく、医療機関で状態を確認してもらうことも検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
5-5 電気治療は腰痛対策の選択肢の一つとして考える
電気治療は、腰痛の痛みを和らげる目的で使われる方法の一つです。ただし、「電気治療を受ければ腰痛の原因そのものが改善する」とは限りません。
「電気を続けているけれど変わらない」という場合には、運動や日常生活の見直しなど、ほかの方法にも目を向けてみましょう。
腰痛の原因や症状、生活環境は一人ひとり違います。電気治療だけにこだわらず、自分の状態に合った対策を組み合わせていくことが大切と言われています。
引用元:厚生労働省eJIM
https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c05/15.html
#腰痛 #電気治療 #低周波治療器 #腰痛ストレッチ #腰痛対策

国家資格:柔道整復師、鍼灸師
当サイトでは、一人でも多くの方が安心して適切な判断ができるよう、信頼性を大切にした情報発信を心がけています。健康や身体の悩みは身近なものですが、インターネット上にはさまざまな情報があり、何を信じればよいか迷ってしまうことも少なくありません。そのため、できる限り根拠のある情報をもとに、専門的な内容もわかりやすい言葉で丁寧に解説しています。症状や治療法には個人差があるため、自己判断だけに頼らず、必要に応じて医療機関への受診もご検討ください。当サイトが、皆さまの不安や疑問を少しでも解消し、安心して次の一歩を踏み出すためのお役に立てれば幸いです。








コメントを残す